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2005.10.15

日本海極寒仕込み特別本醸造

nihonkai_tokubetuhonjozo

新潟市内野の伊藤酒造のお酒です。

内野は新潟市内の酒どころ。「鶴の友」の樋木酒造「越の関」の塩川酒造「朗」の浜倉酒造、そして、この「日本海」の伊藤酒造。町内に4蔵が集まっていました。
「いました」と過去形になっているのは今、自分で酒造りをしているのが樋木酒造と塩川酒造だけだから。
伊藤酒造は閉鎖。日本海ブランドは塩川酒造が引き継ぎ。
浜倉酒造は今代司酒造に製造委託(今年まで。その今代司酒造は会社更生法適用で、関西のチェーン酒販店が買収。伝聞)。
日本酒の衰退は酒どころ新潟でも進行しているようです。

さて、日本海。伊藤酒造は今年の8月に建物を取り壊し、敷地は売却されたようです。
この特別本醸造は、8月の瓶詰め。ラベルには伊藤酒造との記載があり、キャップには塩川酒造と書かれています。どっちが造った酒ですか?これ。
酒販店に尋ねてみると、これは伊藤酒造が造った酒で残っていたものを塩川酒造で瓶詰めしたものということでした。

閉鎖蒸留所のシングルモルトみたいなもんですかね。
閉鎖蒸留所といって思い出すのは、Port Ellen 1975(Signatory)。買って良かった、大事に飲もうと思いましたですよ。
が、しかし、ConvalmoreとかGlenugieのように、そら、閉鎖になりますわ、と高い授業料を払ってしまったことを悔いる結果となる酒もあるわけでございます。

まあ、シングルモルトと違って、日本海特本は安い。890円。買いました。

色は、かなりはっきりと出ています。薄い黄色です。
香はアルコールの爽快な香り。米やミネラル、ほんの少しだけ醤油感。灰っぽさはないです。

当りは、柔い唇触りにピシッとした酸味が来ます。
中盤、この酸味が突出しそうでしません。いい納め方。旨塩、薄いウオッカ、薄めたペリエの炭酸刺激。
炭酸感と塩、アルコールが調和した味わい。味わいの輪郭ははっきりしています。シャープでしっかり。
終盤は、この味わいが薄~く延びます。塩味pervasive。

温度が上がってくると、もっと旨塩でしっかりした味わいに進化。塩鮭に負けないプレゼンスです。
ストレートでソリッドな印象が際立ちます。

日本海特本。(・∀・)イイ!です。
なんで閉鎖しちゃったのかなあ。
引き継いだ塩川酒造さん。このブランド、守っていってください。

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コメント

閉鎖とか、酒蔵さんもいろいろ大変そう・・・。
と、しみじみ感じてしまいました。
でもウマイお酒は残していって欲しいですね~。

投稿 まき子 | 2005.10.16 03:07

まき子さん、こんばんは~。

日本海は地元で長年愛されてきた酒なのでしょう。鶴の友よりキリッとした日本海の方がいい、という方も多いそうです。

造り手の確保が大変だったのかも知れませんが、残念なことです。

投稿 菱沼かれい | 2005.10.16 22:33

>閉鎖蒸留所のシングルモルトみたいなもんですかね。

うまいこと言いますね。
山田君、座布団持ってきなさい(笑)!

投稿 桂自然 | 2005.10.25 15:44

○ 桂自然さん、こんばんはー。座布団ありがとうございます。板の間、おっと、今風に言えばフローリング、これは冷たくていけません。(笑)

 10枚たまったら賞品は何かな?

投稿 菱沼かれい | 2005.10.25 21:17

酒造場の閉鎖は寂しいものですよね。
厳しい業界のようですので、今後もまだまだ
飲めなくなる銘柄も出てくると聞いておりますが
自分のお気に入りの銘柄には
残って欲しいものです。

座布団ですが10枚集めると
桂自然さんの頭をなでなで出来るそうです。
あいや。。。
長珍後援会名誉会長を
勝手に名乗っているそうなので
長珍のお酒が届くことでしょう!

投稿 明@由紀の酒 | 2005.10.31 14:04

○ 明@由紀の酒さん、まいどー。

地酒ならぬ「地元の酒」はとても厳しいのでしょうね。世の習いとはいえ寂寥感におそわれます。

なお、座布団十枚の賞品は「天然さん頭なでなで券」付き長珍、ということで(笑。

 

投稿 菱沼かれい | 2005.10.31 21:57

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